ご挨拶 おわりに

   本日はご来館有難うございました.

 「第1部: はじめに」 で述べましたように, この 「インターネット博物館」 は, 本年6月に九州大学の 主催で開催された 「公開展示会: 雲仙普賢岳の噴火とその背景」 の展示をベースにして, 内容を補充し, 若干の改良を加えて 作ったものです. この「公開展示会」が どのようにして 準備され,構成されたかを 説明させて いただきたいと思います.

 

   この「公開展示会」は 九州大学の ユニヴァーシティミュージアム 計画の「先行展示」として, 杉岡洋一 九州大学総長の 強い要請を受け, 私が理学部長であった 平成9年に開催を決断し, 理学部地球惑星科学科 島原地震火山観測所方々に実行をお願いしました. これを受けて, 平成9年10月に 下記のメンバーからなる 実行委員会 が発足し, 約7ヶ月間の準備を経て 平成10年6月10〜29日 アクロス福岡において 開催され, 4,991名の市民の方々に ご来場をいただき, たいへん好評を博しました. 私は展示会は成功であった と考えています. これも偏に実行委員会の 方々のご努力と, 関係した学生・院生及び 事務官の方々の ご協力の賜物であったと, 心から敬意を表する次第です.
 この「公開展示会」の内容の 学問的レベルの高さ, 出来映えの素晴らしさに感激し, また,ご来場の方々から このような展示を もっと広げてほしい という強いご希望をお聞きし, 私はこの展示会の内容を インターネット上に公表して, 何時でも,何処からでも アクセスできるようにしたいと思い, この 「インターネット博物館」 を作りました. この「博物館」の主題が 私の専門分野と異なるので, 地球惑星科学科や 島原地震火山観測所の 専門の先生方に いろいろと教えていただき, 最終的なチェックも していただいたことは 言うまでもありません.
 このように,大学における研究の 内容・成果を社会に 公開 発信 することは 大学の使命の一つ であると考えています. この 「博物館」 はまだまだ未完成で, さらに改良し充実しなければならない だろうと思います. また,他のテーマで第2弾,第3弾と 続けることができればと思います. どうぞ皆様の ご意見・ご感想を お聞かせ願いたいと存じます.

  平成10年9月1日
  前九州大学理学部長
理学部物理学科
高田 健次郎

トップ 実行委員会メンバー
  委員長 青木 義和 (理学部地球惑星科学科)
  太田 一也 (九州大学名誉教授)
  柳  哮 (理学部地球惑星科学科)
  鈴木 貞臣 (理学部地球惑星科学科)
  中田 正夫 (理学部地球惑星科学科)
  清水 洋 (理学部附属島原地震火山観測所)
  松隈 明彦 (理学部地球惑星科学科)
  西山 忠男 (理学部地球惑星科学科,現熊本大学)
  馬越 孝道 (理学部附属島原地震火山観測所,現長崎大学)
  竹中 博士 (理学部地球惑星科学科)
  松尾 のり道 (理学部附属島原地震火山観測所)
  松島 健 (理学部附属島原地震火山観測所)
  池田 剛 (理学部地球惑星科学科)
  宮本 知治 (理学部地球惑星科学科)
  植平 賢司 (理学部附属島原地震火山観測所)


  「インターネット博物館」のトップページ へ戻る.