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イベント情報の詳細

イベント名 第1回地球惑星科学教室談話会
成層圏循環変動の予測可能性と対流圏・地球システムへの影響
イベント種類 セミナー
対象 教職員向け 大学院生向け 学部生向け
イベント概要 講演者:野口 峻佑(地球惑星科学専攻)

要旨:
 日々の天気の変化が起こる対流圏の予報には、皆が少なからず関心を持っているのではないだろうか。その一方、雲の上の成層圏は常時快晴なので、予報のし甲斐が無いと思うかもしれない。しかし、そのような認識は正しくなく、成層圏から対流圏への影響過程が明示されるようになってきた現代において、そこでの循環変動がどの程度予測できるのかを調べることは、知的好奇心に従う探究的側面に加え、季節予報の精度向上等の実用的側面からも大きな意味を持つと言える。
 本談話会では、成層圏突然昇温現象に代表される成層圏の極端変動を対象とした予測実験を行い、それら変動が何日前から予測可能なのか、予測成否の鍵となっている過程は何なのかを調べた研究等について紹介する。また、極端変動の再現の成否によって、どの程度の差異が対流圏・地表に生じるのかを、実際的に調べた研究等についても紹介する。さらに、成層圏の極端変動の影響は、対流圏循環のみならず、海洋循環や上空の化学物質輸送等、地球システムの大気以外の構成要素にも及ぶ様を示し、地球惑星科学の他の魅力的な研究トピックとの繋がりについても触れる。
 近年の計算機性能や観測技術の目覚ましい進歩、それに呼応した理解深化・描像洗練等により、大気科学研究は以前にも増して挑戦し甲斐のあるものとなっている。その面白さをほんの少しでもお伝えできれば幸いと考えている。
開催期間 2022年4月27日 16:30〜17:30
会場 講義棟 201号室
西区富士見
定員 なし
参加費 無料
申込み方法 事前申込み不要
お問い合わせ先
担当
大橋正俊
E-Mail
ohashi.masatoshi.582◎m.kyushu-u.ac.jp
※メールアドレスの◎を@に変更してください