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岡崎 准教授、北島 助教、奈良岡 教授らの研究グループによる小惑星探査機「はやぶさ2」初期分析の研究成果『「はやぶさ 2」ミッションによる世界初の小惑星からのガスサンプル』が科学誌「Science Advances」に掲載されました。

  • 2022年10月24日(月)

概要

 小惑星探査機「はやぶさ 2」が地球に持ち帰ったサンプルコンテナ内のガス成分の質量分析およびガス採取を行いました。カプセル回収から 30 時間後に、オーストラリア現地でガス採取・分析装置 (GAEA) を用いてコンテナ内のガス成分の抽出・採取・質量分析を行いました。その後、採取したガスを国内外の研究機関に配布し、ガス成分の精密な同位体分析を行いました。その結果、コンテナガスは太陽風と地球大気の混合であることが判明しました。コンテナ内のヘリウム量から計算したところ、リュウグウ試料の表面が剥離した際に遊離した太陽風がコンテナガスとして含まれている可能性が最も高いことがわかりました。近地球軌道小惑星からガス成分を気体のまま地球に持ち帰ったのは、「はやぶさ 2」ミッションが世界で初めてです。(https://www.science.org/doi/abs/10.1126/sciadv.abo7239)

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