大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 2 年の菖蒲迫 健介さんが日本地球惑星科学連合 2024 年大会「学生優秀発表賞」(大気水圏科学セクション) を受賞しました。この賞は、日本地球惑星科学連合 2024 年大会において、優秀な発表を行った学生を表彰するものです。2024 年大会では、770 名を超える学生のエントリーがあり、各セクションにおけるエントリー数の約 5 ~ 10 % が「優秀発表」として選ばれました。
菖蒲迫 健介 (大学院理学府 地球惑星科学専攻 博士後期課程 2 年)
惑星内部計算を目指した高精度な粒子法の開発と数値安定性解析
惑星コア形成や惑星マントル対流という惑星内部のダイナミクス諸過程を解明するには、大変形を伴う混相流を精確に表現することが不可欠である。このような複雑な流れに対して、メッシュフリーな粒子法は最適である。一方、その離散化精度や安定性に関する課題は数多い。我々は粒子法に関する様々な先行研究を参考にし、最小二乗法を用いた高精度な粒子法を開発した。加えて、音波に関する線形解析を行うことで、提案法の数値安定性も検証した。