ご紹介 島原地震火山観測所

   当観測所は1962年に 長崎県及び島原市の 支援を受けて, 火山や温泉を研究目的とする 仮施設 「島原火山温泉研究所」 として出発しました. 1968年から 島原半島一帯で地震が群発し, 地域住民に不安を与えました. そこで国は雲仙火山における 常時研究観測体制の整備の 必要性から, 1971年に 九州大学理学部附属 「島原火山観測所」設置しました.
 一方,島原半島を含めた 「別府‐島原地溝帯」は わが国でも有数の 地震発生地帯であり, その観測を強化するために, 国の地震予知計画の一環として, 1984年, 現在の 「島原地震火山観測所」 へと転換しました. 1989年11月より活発化した 橘湾の地震活動は, その震源を普賢岳に向かって移動し, 1990年11月の 噴火へとつながりました. それから溶岩供給が止まった 1995年3月まで, そして現在も, 雲仙普賢岳の火山噴火研究の 拠点として活躍して います.また, 噴火中は火山噴火災害の 防災監視に努めました. これらの努力に対して, 1995年 人事院総裁賞贈られました. 当観測所はこれからも 地震や火山の研究の拠点として, 大いに発展することが 期待されています.




   島原地震火山観測所のホームページは http://www.sevo.kyushu-u.ac.jp です.


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