溶岩 3-7: 溶岩噴出の前兆現象(その2)


第3部目次
前ページ
次ページ
 噴火開始後, 普賢岳への マグマの上昇を 検出するため, 様々な計器による 観測がなされ, 溶岩噴出直前に 次のような成果が 得られました.
  (1) 光波測量による山体の膨張検出
    溶岩噴出10日前から1日約10cmの速度で 火口南側山腹が張り出しました.
  (2) 傾斜計による山体の膨張検出
    5〜8日前より火口上りより傾斜変動が加速しました.
  (3) プロトン磁力計による熱消磁検出
    6日前より火口直下の岩盤磁力が, 地温の上昇により急激に弱まりました.
  下の図において, 溶岩噴出の前後で これら3種類の データが急激に 変化した様子が 分かります.
 

  第3部の目次へ戻る.    前のページへ戻る.    次のページへ行く.