
第5部目次

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電気伝導度
[単位:S(ジーメンス)/m]は,
電気の流れ易さを表す量で,
地殻やマントルを構成する
岩石に含まれる
水の量が多い時や,
高温のため岩石の一部が
溶融している時に
大きくなります.
下図 によると,
北部九州西方海上の
上部マントルに
電気伝導度の大きな
箇所(〜0.03S/m)があり,
この部分が高温で
一部が溶融していると
考えられます.
そこにある高温物質が
その上にある下部地殻を
温めており,
大きな電気伝導度を
示す西方海上から
雲仙直下の
下部地殻も高温と
考えられます.
このような高温の物質が
深部から供給されている
ところに,雲仙火山が
位置していると考えられます.
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