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下図 の黄色の線は
地球内部の 深さ と 温度 の関係
を示しています.
(深さが深いほど圧力が大きいので,
圧力と温度の関係と
言うこともできます.)
マントルの温度は一般的には
溶融温度より低く
固体です.
マントル内に周囲より
熱い部分があると
(これを仮に図のXの位置としましょう)
この「かたまり」は周囲よりわずかに軽く,
ゆっくり上昇し始めます
(ピンクの矢印).
マントルは熱を伝えにくい
性質なので,「かたまり」は上昇しても
あまり冷えません.
そのまま上昇し続けると,
圧力が下がって,ついには
溶け始めます.
これが マグマ です.
どんどん溶融が進むと
マグマの量が増え,
マントルから分離します.
マグマはマントルより軽いので,
上昇を続け,マントルと
地殻の境界に溜まります.
これが マグマ溜り です.
こうしてできたマグマは
玄武岩マグマで,
組成は
海洋地殻 や
ハワイ諸島 の溶岩と
同じものです.
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