マグマ | 5-3: マグマはどうしてできる? |
第5部目次
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マグマ(液体)は
マントル(固体)が
溶けてできます.
地球深部のマントルは 高温ですが高い圧力がかかっているので, 固体 です. 高温のマントルが浅い場所に上昇すると 圧力が下がって 液体 となります. これが マグマ です. |
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マグマができる場所 (= 火山ができる場所) | |
マントルが涌き上がる場所. 前ページの図 参照. |
(1) 海嶺 |
プレートが裂けるので
高温のマントルが涌きあがり,
海底火山,
海洋地殻となる.
玄武岩質マグマ. |
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(2) 弧状列島 |
例:日本列島
海溝でのプレートの沈み込みに 伴うマントルの上昇. (前ページの図 参照.) 安山岩マグマ,デイサイトマグマ (酸化珪素 SiO2 が多く, 固まると花崗岩となる). 大陸地殻 を作る. |
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(3) ホットスポット |
例:ハワイ諸島,アイスランド
プレートの厚さ(約100km)より 深い場所の熱源から, パイプ状にマントルが涌き上がる. |
マグマができるメカニズム |
下図 の黄色の線は
地球内部の 深さ と 温度 の関係
を示しています.
(深さが深いほど圧力が大きいので,
圧力と温度の関係と
言うこともできます.)
マントルの温度は一般的には 溶融温度より低く 固体です. マントル内に周囲より 熱い部分があると (これを仮に図のXの位置としましょう) この「かたまり」は周囲よりわずかに軽く, ゆっくり上昇し始めます (ピンクの矢印). マントルは熱を伝えにくい 性質なので,「かたまり」は上昇しても あまり冷えません. そのまま上昇し続けると, 圧力が下がって,ついには 溶け始めます. これが マグマ です. どんどん溶融が進むと マグマの量が増え, マントルから分離します. マグマはマントルより軽いので, 上昇を続け,マントルと 地殻の境界に溜まります. これが マグマ溜り です. こうしてできたマグマは 玄武岩マグマで, 組成は 海洋地殻 や ハワイ諸島 の溶岩と 同じものです. |
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